【エルムS 2021】枠順確定前の予想のポイント

2021

4, 5歳の若駒が好走のレースだが…

夏の北海道ダート重賞のエルムS、小回りのダート1700mということで、ザ・ローカル競馬といった印象のレースですね。

基本的には若駒が活躍するレースで、年齢別の成績を見てみると一目瞭然。過去10年で4, 5歳馬が9勝を挙げています。

エルムS 過去10年 年齢別成績

年齢着順勝率連対率複勝率単回値複回値
4歳4- 1- 2- 10/ 1723.5%29.4%41.2%151120
5歳5- 2- 4- 20/ 3116.1%22.6%35.5%13998
6歳1- 3- 3- 35/ 422.4%9.5%16.7%1244
7歳0- 3- 0- 24/ 270.0%11.1%11.1%022
8歳0- 1- 0- 7/ 80.0%12.5%12.5%018

芝レースに比べて高齢馬でも活躍し続けることのできるダートレースですから、若駒有利の傾向が顕著に出ているレースに見えます。

今年も注目の4歳馬アメリカンシード(牡4、ルメール騎手)が登録しており、ここでも人気を集めそうです。

データから見てもここはアメリカンシード鉄板!と言いたいところですが、果たしてそうでしょうか??

次章では若駒有利の傾向について、もう少し深堀りしていきます。

若駒有利の真相とは??

エルムSはグレードこそG3に位置するレースですが、言ってもローカル開催。ダート界のトップホースが参戦することはまずありません

夏の南関東の交流G1にはかしわ記念帝王賞がありますが、ここで3着以内の馬がエルムSに参戦したケースは過去10年のあいだに1度もないのです。

また中央競馬のG1、フェブラリーSまで範囲を伸ばしても、過去10年馬券圏内の馬のエルムS参戦はグレープブランデー1頭のみ

この馬は2014年のエルムSで7歳馬にして2着と、若駒有利の傾向もなんのその、高齢馬ながら健闘しています。

ここまでの話をまとめると、なぜ若駒有利の傾向が表れるのか??その理由は、

すでに実績のある強い馬はここに出走しないから、というわけです。

実績馬が出走しないのであれば、ポテンシャルを秘めた4,5歳馬が弱い高齢馬を圧倒するのは自然なことですよね。

しかし、今年のメンバーを見てみると・・・何か気づくことがありませんか??

史上稀に見る好メンバー

夏のダート戦における最高峰と言えばやはり帝王賞(大井、2000m)でしょう。

ダート界のトップホースであれば、夏はこのレースに向けて仕上げてくるのが定石というわけです。

しかし、今年はそれぞれの理由で帝王賞を使えなかった馬がエルムSに参戦することになりました。

今年のエルムSが例年と大きく異なる点、それは、

実績上位の高齢馬が数多く出走すること

こうなってくると、例年通りの予想では痛い目を見ることになるかもしれません・・・

このポイントを考慮して、押さえておきたい注目馬を確認しておきましょう!

ソリストサンダー(牡6、戸崎騎手)

かしわ記念2着の実績馬。帝王賞は2000mの距離がさすがに長いので使われませんでしたが、マイルまでの距離であれば、ダート界トップレベルの馬であることは間違いありません。

函館ダート1700mは小回り、直線が短い、平坦と先行馬が圧倒的に有利なコース。

マイラー然とした走りで、前半34秒台の早い流れであっても比較的前目の位置をとれる点も魅力です。

適正としても函館1700mは2勝クラスですが0.6差1着の実績あり。

3走前では門司Sで同じくローカルの小倉でオープン戦を1馬身差以上の差をつけて勝利しており、今回の函館1700mともリンクしそうです。

実績、近走成績、適正、臨戦過程すべてにおいて、今回もっとも死角の少ない馬ではないでしょうか。

ウェスタールンド(セン9、藤岡佑騎手)

今年9歳ということで、登録馬中最も高齢となりますが、その実績はトップレベル。

昨年末の東京大賞典(大井、2000m)では、オメガパフュームに0.1差、かしわ記念1着のカジノフォンテンにクビ差の3着の好勝負。

上記レースを含めて、8歳を迎えた2020年が飛躍の年で、年を経るごとに強くなっている印象のある馬です。

前走のプロキオンSこそ7着に敗れましたが、あまりにも前が止まらないレースで展開が向きませんでした。ここはさすがに度外視しても問題ないと思います。

今回も位置取りの悪さは展開的に厳しいですが、そこまで人気しないのであればメンバーレベルを考えると押さえる価値はありそうです。

ケイティブレイブ(牡8、団野騎手)

交流重賞では 9-6-3-4 、勝率41%、複勝率82%のダート界の重鎮が函館ダートに初参戦してきました。

勝ち負けしてきた相手は、過去にはゴールドドリームなど。近走でもサンライズノヴァやアルクトスといったトップホース相手に先着しています。

1年の休養明けという点は気になりますが、過去には8カ月の休養明けで浦和記念(浦和、2000m、交流G2)を0.6差圧勝。休み明けを苦にするタイプではありません。

初の函館ということですが、南関ダート巧者の1頭。大箱コースより小回りのローカル開催が実はマッチする可能性は大いにあります。

嫌われる要素も多いため、人気の盲点となる一頭かと思います。

ここは積極的に狙っていきたいですね。

おわりに

例年固い決着に収まることの多いエルムSですが、今年は変則開催による函館開催、例年と異なったメンバー構成と、波乱の要素あり。

8月に入って夏競馬も後半戦となりましたが、ここで勝って秋競馬へ弾みをつけましょう!

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